幸せになるため

おはようございます 迦音アンバサダー北原千楓です。 早いもので11月も終わりですね。 ようやく関東平野まで紅葉前線も来て 街路樹の木々も色づいてきました。 12月の宮島参りに向けて潔斎も始まります。 いよいよ冬の始まりを感じます。 先日ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカさんの 有名なスピーチを改めて拝見する機会がありました。 以前美怜先生もブログでご紹介されていましたね。 ムヒカさんは質素な生活をしていて 世界で一番貧しい大統領としても有名です。 有名なスピーチとは2012年にブラジルのリオデジャネイロで行われた 持続的発展に関する国連会議(Rio+20)での スピーチ です。 このスピーチが世界的に有名となり、日本では絵本も出版されました。 『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』 彼の言葉に改めて感動したとともに、 迦音での学びととても通じるものがあると感じました。 『私たちは,何の見境もなく単に経済発展する、 ただそれだけのためにこの世界に生まれてきたのではないのです。 私たちはこの世界に幸せになるために生まれてくるのです。 なぜなら人生は短く、私たちから逃れ去ってしまうのですから。 そして,どんな物質的なものも命ほど価値のあるものはありません。 これはものごとの根本です。 しかし、もし命が我々の指から滑り落ちていってしまうなら、 もっともっとと消費するために働きに働きまくることは意味がないことです。』 まさしく迦音イズムですよね。 私も恥ずかしながらどうしても物欲、食欲などの 欲望に勝てないときがあります。 でもなぜそういう気持ちになってしまうのだろう。 少し立ち止まって考えると、 そんな衝動が収まる自分もいます。 それは須弥塾での学びの中で自分を客観的に見る練習をしてきたからかなと思います。 そしてムヒカさんがおっしゃるように、 私たちは幸せになるために生まれてきたのです。 私は、自分にとっての幸せは何なのか、どうして生まれてきたのかを 須弥塾で学び始めてからずっと問い続けています。 そしてそれは何かを買って得られるものではないことも分かってきました。 『貧しい人とは持たないものではなく,より多くもっと多くと際限なく欲しがるもののことだ』 ムヒカさんの言葉はとても力強く心に訴えてくるものがあります。 文字だけでもそうですが、スピーチをしている姿を...