お盆に思う事
皆様 今日は。
祥衣です。
昨日は広島に原爆が投下された日でした。
テレビで中継されている慰霊祭を見ながら参列されている方達を拝見し投下されてから78年という月日の重みを感じました。
忘れてはいけないし、伝えていかなければいけない経験なのに生中継以外に他局で特集が組まれることもなく終わってしまった事はとても残念でした。
9日は長崎に投下された日。
15日は終戦日と続きます。
先の大戦で大切な誰かの未来を守る為にと命を賭して戦われた御霊に心からの感謝の思いとご冥福をお祈り致します。
8月はお盆の時期でもありますね。
我家の菩提寺でも8月に入ると御先祖様をお迎えする為の法要がお墓やお寺、家でも続きます。
京都では御先祖様の御霊の事を「御精霊さん(おしょうらいさん)」と親しみを込めてお呼びします。
お盆に入ると各家の馴染みのお寺に(京都には御精霊さんが集合されるお寺があります)
お迎えにあがるのですが、私も毎年必ず出向いてお迎え致します。
お迎えするにも手順があり一つ一つ丁寧に準備していきます。
行事だから仕方なくやっているという訳ではなく、久しぶりに帰ってくる身内を温かく心を尽くしてお迎えする為の一つ一つの決め事は、上手く出来ているなと感心もしますし、歳を重ねる程にしみじみと良い習慣だなと感じ入ります。
この時期、境内には地獄絵図も飾られます。
今どきの可愛らしいものでは無くオドロオドロしく描かれた地獄の様は子供の頃にはとても恐ろしく感じました。
大人になって御先祖様の中にも、もしかしたらまだ苦行を続けてられる方がいらっしゃるかもしれないと思いながら見ています。生前での因縁に合わせて苦行が延々と続く様はとても苦しくなります。
今生きている血縁の子孫しか届かない追善供養。
少しでも感謝の思いが届きます様にと手を合わせます。
お盆のお迎えも地域やお家によって習慣は様々だと思いますが、御先祖様あってこその今の私達でありこれから続いていくであろう未来の子供達です。
未来の為にも何故供養が必要なのか絶やさず伝えて行きたいと思います。
自分に繋がる誰かが必死に繋いで守ってくれたから今ある命。
どんな時も繋がりを忘れず感謝して今日も過ごしたいと思います。
最後までありがとう御座いました。
富沢祥衣
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