実家の片つけに正解は・・・

こんにちは。咲那です。
早いもので、9月最後の更新になりました。
ブログを読んでくださりありがとうございます。



今日は、実家を片付ける、ことについて書きたいとおもいます。

最近は、両親の家や荷物を整理整頓する方も増えてきていらっしゃるのではないでしょうか。そこで、直面するのが膨大な量の物の片付けです…。

私も、ここ数年取りくんできましたが、来月家を取り壊すことにより、終わりをむかえます。

ところで、家を建てる時、みなさま地鎮祭の日取り、時期など気になりますか?
日本では、いまでもお家を建てる時は、地鎮祭をなさっているところが多いと思います。解体するときは、何かするのか気になりました。聞いたところ、地鎮祭より大々的にはないけど、あるそうです。はじめるまえに、建物に、挨拶するのだとか。安心しました。

わたしは、やはり、日取りは気になってしまいまい、美怜先生にご相談しました。あと、松の木や、もみじもあり、どうしたらいいかご助言頂きました。

実家は、昔両親が事業をしていた場所で、わたしも、小学校から高校までその家にいました。その後、両親は事業をたたみ、都内に引っ越したのですが、家は残して、週末帰ってすごしたりしてました。

両親の家なので、両親の物がそれこそたくさんありました。
そして、その溢れるほどの「物」の整理と母の「感情」の整理。

この二つをどう取り組んだら良いのか、それが片つけにまつわる課題だったと思います。

なんといっても家を取り壊すことに賛成しているのに、いざ、ものを捨てようとすると、母が止めて捨てることができません…。とっておく、まだ使う…と聞きません。

最初は、自分で片つけしようとしますが、もちろん高齢の為できません。

そこで、まずは、母の物には手をつけず、父の荷物から整理し始めました。でも、母の前では捨てませんでした。片付けた光景を見せてあげて、また知らない間に片付ける、その繰り返しでした。

しかし、途中父が旅立ち、今度は私が片付けができなくなりました。

父がいなくなってしまい、実家に一人で入ると、心が沈み、残されたものの重さに目を背けたくなりました。

そんな中断を経て、改めて、日取りを決めてから、再びラストスパート、今月は時間があれば実家に車で通いました。
片道約一時間のドライブです。

とはいうものの片付け始めてから、三年くらいかかっているので、もう、一人だと、やる気がでなくて…家族と友達が付き合ってくれました。本当にありがたかったです。




物を片付けていて、気がついたことがあります。

みなさまは、一度に全てを捨てることが出来ますか。

わたしは、なぜか、手のつけられないものが少しずつ、各部屋に残ってしまいます。

いる、いらない、燃える、燃えない、分別ごみのさらに分別をして…どうしたらよいのかわからないものが、なぜか、残る…

そしてまた、要る、要らない…の繰り返し。

この、整理、ゴミ捨ての有様は、ゆっくりと、一枚、一枚、レイヤー、層になったものを剥がしていくような行為だと思いました。 

その場所への執着が強ければ強いほど、感情的な積み重ねも、幾重の層になっている気がします。

わたしの家の場合は、母の感情の層を一枚一枚ゆっくりと扱い、時間がかかってしまいました。





私が小さい頃の引っ越しなどは、すべて母がやってくれたのです。
だから、自分の番なんだなぁと思っています。


最後に、母が繰り返し言うことは叶えることにしました。
一つは、土地にお礼を言いたい。

これは、お酒を用意して、松とモミジにお酒をかけてもらいました。母は、感謝の気持ちをたくさん伝えてました。

もうひとつ、三点ほど捨てないでほしいものがある。

こちらは、家に運びました。トランクルームも、考えましたが、トランクルーム解約のタイミングを考えると、私達も来年は引っ越すのでその時整理できる、と判断しました。
今回、その場で処分しないで一旦運ぶ、取って置いたよという行動を見せることで納得してもらえる気がしたのです。


昨日、NTTの電線を切ってもらうのを眺めながらやっと終わる、と安堵しました。

しかし、実家の片つけ、何が正解かわかりませんね…。

わたしの場合、


期限はもうける。

片つけることの同意を得るが、目の前で片付けない。

本人が片つけられるかどうか判断して、難しいようやらば無理やりしてもらわない。

心のしこりが残らないようにしてあげる。



いつか、同じようなことに直面した誰かの参考になれば嬉しく思います。

あっ!パワーのあるシュレッダーは、すごく有能です。


どうぞきょうもよき1日をおすごしくださいね

長岡咲那


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