弱点が個性になるということ
こんにちは、咲那です。
先日、映画館のレイトショーで「アルキメデスの大戦」を観てきました。映画館ならではの迫力がありました。監督のこの時期に公開するという強い想いと、演者達の熱い闘い、特に個性あるベテラン俳優さん達の中で、若い才能が光り、その真っ直ぐさに、内容と相まって魅了されました。
遡ること数年前、迦音1回目の野外ワークは、霧島でした。そこで、知覧にも行きました。多くの若者が戦地へ行ったことを、痛いほどに突きつけられたそんな場所でした。護国神社で目を閉じて手を合わせたこと、その情景を思い出します。
(c)2019映画「アルキメデスの大戦」製作委員会
「アルキメデスの大戦」では、一人の人間ではどうしようもなかった、そんな時代でしたが、きょうは今の時代だからこそ、と思えることを書きたいとおもいます。
「アンミカ先生のパリコレ学2」という番組をご覧になっている方はいらっしゃいますか。
若い女性のモデル数名がパリコレ出演を目指して、ファッション業界で活躍している方々を、講師としてお招きし、直々のレッスンを受け、学び成長しパリコレ挑戦者を1名選出するという番組です。
わたしは今シーズン目から見始めはした。
先週末は、デザイナーの山本寛斎さんがゲスト講師、その前は、ブルックスブラザーズというアメリカブランドのレディースを手掛けるザック・ポーゼンさんでした。
今回、他の学院生に比べ体格の良いある学院生に寛斎さんが、
「わかった、あなたのことずぅっと重たいな、といっていた。男の子の役をやりゃいいんだよ。メンズのコレクションにあえてでていくとか。重たいという欠点があるけど、それをこういう特徴で活かせば、何でもありの時代だしこれも一つの手ですよ。欠点は長所になる」
とこの言葉を聞いて大きく頷きました。
彼女は、いわゆる典型的な線が細いタイプではなく、そして、モデルといえば=痩せていることがまでの固定概念であると思います。彼女もそこを気にしていて、もしかしたら痩せなきゃ、とずっとストレスに思っていたのかもしれません…。
もう一人のデザイナー、ザック・ポーゼンさんも、メンズ服をチョイスし彼女の着こなしを絶賛していました。そして寛斎さんと同じようなことをアドバイスされていました。
タイプの違うデザイナーに、二回続けてメンズをすすめられたということは、それはもう彼女の個性である、と番組を見ながら思いました。
ちょうど、去年行われた熊野リトリートの資料が手元にあり、同じ事が書かれていました。
去年は、これからの仕事、働き方がテーマでした。美怜先生の資料より引用させていただきます。
自分の弱み。そこに自分の価値はあると気づきましょう。
…しかし条件があります。それは、自分の恥を捨てて、その「弱み」を表現できるようになったときに、その弱みは活きてきます。あなたの弱みをそのまま受け入れるようになったとき。あなたの個性が表れ始めるのです。…
番組始まった当初は、正確な体重を申告しなかったことを指摘され、アンミカさんに叱咤激励されていました。いまは、そんな出来事など忘れてしまうほどに、体型もお顔立ちも番組開始時より明らかにシャープになってきて変化してきています。
そして、メイクもウォーキングも講師陣に褒められ、高評価を得ています。褒められた時に彼女の柔らかさ、が垣間見れます。
そんな時に、寛斎さんがおっしゃった言葉でした。わたしは、寛斎さんの人のやらないことをやれ、という学院生たちへのエールと、閃き、学院生一人一人に向き合い、その人の良さを見いだす鋭い眼差しに、さすが、と大きく心が動いたのでした。
誰もやってないことをやる、というのはチャンスでありチャレンジですね。
彼女がこれから、メンズコレクションにチャレンジするかどうか、はわかりませんが、番組終わるまで学院生の方々の成長を楽しみに見守りたいと思います。
そして、この番組をみたことで、もう一度熊野リトリートの資料を読み直し、自分の弱点と、とことん向き合いたいと思いました。
今の時代だからできることに感謝して、チャレンジしていきます。
みなさまはチャレンジしたいことありますか
長岡咲那
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