誰かを思い出す日

今日は8月15日ですね。

戦争で亡くなられたたくさんの方々のご冥福を心よりお祈りします






お盆休みの真っただ中ですが、みなさまいかがお過ごしですか。

咲那です。うちでは、いつしかお盆ではご先祖様をもてなすこと、が習慣になり、今年も13日の午前中にお墓参り、お掃除をして、我が家で準備してお待ちしております、とお伝えし、夕方には、家族と三本線香をともし、空に向かい、ご先祖様をお呼びして仏壇まで運び、お勤めをしてお盆がスタートしました。

今年は、お墓参りの時に普段お会いすることがない親戚の方々に続々とお会いし、ご挨拶できたことが、おはからいのようでうれしかったです。
お寺では早朝からあちらこちらでお墓参りする方々の姿があり、知らない方でも自然とご挨拶する、そんな雰囲気も好きです。

きょうの15日前後の期間日がとても大切で、全てのご先祖様がこちらの世界に来ることができる期間です。

「リメンバー・ミー」という映画を観ましたか。メキシコの死者の日を題材にした映画ですが、監督が日本のお盆も研究対象だったそうです。ご先祖様が、一年に一度の死者の日をとても楽しみにしていることがわかりやすく、描写されています。私達も楽しみですが、ご先祖様も、同様に、もしかしたら 私たち以上に楽しみにしていることを教えてもらいました。 

そして映画では何よりも大切なメッセージがこめられていました。

「思い出してあげること」 



個人的なことになりますが、私の父が2年前にこの世を旅立ちました。私にとっては、身近な人を初めて見送ることでしたので、無我夢中でした。

そして、カンナガラワークで、死後の世界の勉強をしていましたので、特に四十九日の間は、今は、何日目で何をしているのかおさらいしながら毎日家で必死に供養をしました。

いま思うと、この供養を必死になってすることで、もちろん、父へのエール、となっているはずですが、何よりも、私が悲しみに落ち込みすぎない日々を過ごさせてもらっていたのでした。

母がいますが、母と過ごすとき、父の気持ちというものが、私にも少しずつ理解できるようになってきました。そうなると、わたしは、ぜんぜん父に寄り添うことができてなかったなぁ…あぁあの時、やさしさが、足りなかったなぁと反省してしまうこともあります。

きっと、正解などないと思いますが、父の時にできてなかったことを母にはできたらいいな、と思います。

親が生きているときにしかできない親孝行と、残された人間にしかできない先祖供養。どちらも大切にしていきたいです。

どうぞ良き1日をお過ごしくださいね

長岡咲那


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