夢のお話
皆様 今晩は。
祥衣です。
今日も厳しい暑さでした。熱中症、脱水症状、気をつけていても成ってしまう程の暑さと湿度です。水分もガブ飲みせず一口、二口と少しずつ取り入れながら余裕を持って乗り切りましょう。
そして、蝉の声も聞こえる様になりましたね!暑い中空間に染み入る様な鳴き声に、立ち止まって聞き入ってしまいます。
もうひとつ聞き入ってしまう体験を、先日してまいりました。時間を見つけて「薪能」を鑑賞してきたのです。
テレビ映像ではなく生まれて初めて「生」で体験した「能」は、それは、それは素晴らしいものでした。
今回、鑑賞しに行った「薪能」では、「能楽」を見るにあたっての講話が設けられていました。当日演じられる演者の方からの講話で、能は神事である事、能と狂言は一対である事、最初は天下泰平、国土安穏を願って神謡を奉納する事等、よく響くお声で聞かせて下さいました。
能で使われる装束の説明や能面も近くで見せて下さり「絵の具の色を沢山混ぜると灰色になる様に、表情も怒り、悲しみ、喜び等混ぜると能面の表情になるのですよ」
「能面の様と表情の無いと言いますが、面の僅かな傾きで表情は出ます」とも、
確かに上を見上げれば憂いを帯びてみえ、下を見れば微笑んでいるように見えます!
驚きです!
しかし、結局見て受け取る皆様の心の現れですからと仰った時、これは迦音で学んでいる真理のお話だ!と感じ感動いたしました。
いよいよ始まった「薪能」は、神謡から始まり、狂言では人の滑稽な姿が面白い可笑しく、とても大袈裟に演じられ会場に笑い声が溢れます。
夕暮れ時に溶ける様に地謡と笑い声が溶けて混ざります。
そして「能」では、狂言とはうってかわり静寂の世界が広がりました。
鞨鼓と鼓と笛の音色が森に響き渡り現れた幽玄の世界に先程の面を着けた演者が登場されますが、動きません、長い間動きが無く本当に極わずかに足を進める面が動くのみで場面が進みます。
僅かな動きの中に何を見るのかは、受け取る側に委ねられ見入って行く程に瞑想状態になってきます。
私が見ているのか、見られているのか?
フワフワした感覚のまま終演になりました。
「能は幽玄の世界のお話、夢の中のお話です。難しい理由付けや説明は要りません、なんにも分からなかったでも良いのです。何か感じ取れたら尚よろしい、夢なんですから(笑)」
初めて体験した幽玄の世界は、間違いなく真理をとく神聖な世界でした。
皆様も、機会を作って鑑賞しに足を運んで下さい。素晴らしいです。
最後までご覧頂き有難う御座いますました。
富沢祥衣
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