今日の良き日に

皆様 今晩は。
祥衣です。

今日、9月9日は「重陽の節句」でした。
「菊の節句」ともいわれ奇数の9が重なる日として「菊酒」や「栗」などを頂いて「無病息災」を願って静かにお祝いされてきました。最近はあまり聞かなくなりましたが、子供の通っていた保育園では仏様を囲んでお祝いしていたのを懐かしく思い出します。

次男が通っていた保育園はお寺様が運営されている園でした。
園児の募集説明会で園長先生ご夫妻が

「うちの園は流行りの英才教育はありませんが、とても豊かな自然と仏様に守られた御山が御座います。子供達には園での時間は伸び伸びと色んな事を楽しんで欲しいと思っております」

とご挨拶されていたのをよく覚えています。お言葉通り、次男は御山を駆け回り、御山に暮らす小さな生き物達と活き活きと触れ合い、街の暮らしでは難しいだろう沢山の体験をさせて頂けました。
今では難しいかもしれない危険な生き物との触れ合いや接し方、そして決して敵ではなく皆一緒に生きている事を身をもって毎日体験し、お迎えに行くと目を輝かせて一日の出来事を話してくれたものです。
真っ暗闇の恐ろしさや目に見えない存在を感じてドキッとする体験もしました。

年間を通して色々な仏事やお寺の大切な法要にも当事者として参加させて頂き、見えない存在へごく自然に小さい手を合わせておりました。

お金では買えない宝物を魂の中に沢山貰った御山での時間。
社会人になった今でも帰省した折はお参りに登拝しているのを見ると本人にとっても掛け替えのない時間だったのだなと感じます。

子供達が見せてくれた、ピュアな驚きや悲しみ、満面の笑顔は無条件に私を幸せにしてくれました。私たちがあれこれ言わなくても大きく成長していく子供達。
私達大人が子供達に出来る事は、何も無いんじゃないかな?とさえ思います。

今日の良き日に、
子供達が思い描く事を思いっきり出来る世界になります様に願ってやみません。
そんな世界の実現の為に精進して参ります。

今日も一日生かせて頂き有難う御座いました。

惟神霊幸倍坐世

富沢祥衣

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