笑顔の連鎖

こんにちは。
月曜日担当の真里です。
三連休いかがお過ごしですか?
朝晩は涼しく心地よい風が吹くようになりましたが日中はまだまだ30℃越え…熱中症にはお気をつけくださいね。
関東地方で続く停電、断水が一日も早く復旧することを祈っております。

7月にブログをスタートして以来、何を書こうかなといつも考えていますが、私は考えてもなかなか浮かん来ず。なのでふとした瞬間に頭に浮かんだ光景をヒントにしていますが、今回私の頭に浮かんだのが毎月ボランティアに伺っている施設の光景でした。

私は毎月1回愛知県にある特別養護老人ホームでハンドロミロミを利用者さんに受けて頂いています。


サロンを始める前から通っているので気づくと3年半が過ぎました。
通い始めた頃は見ず知らずの私に手を差し出して貰うことも難しい、もう止めてと拒否されてしまう、ずっと不安な顔で無言…と言う状態で私も悩んでいましたが、今考えてみると当たり前の事なんだなと思います。初めて会う人に突然手を握られたら誰でも不安になります。
やはり大事なのは『信頼』
まずは私が何者なのか、今から何をするのかをちゃんと目を見てお話ししてから施術することにしました。そうすることで徐々に自然と手を差し出してくれたり、皆さんからご自身の話をしてくれるようにもなりました。
このことは今のサロン業務にも繋がる大きな学びです。

施設がある場所は田畑が広がる地域なので多くの方がお百姓や農家をされているため、手の指は曲がり、何十年も頑張ってこられた証が手から伝わってきます。
ハワイの言葉『Aloha』が挨拶の時に使われるのは皆さんご存知かと思いますが、『手から伝わる愛』と言う意味もあります。利用者さんの多くは80代の方なので皮膚も薄く圧はかけられないのでしっかり揉みほぐすロミロミではなく、腕を擦ったり手を握ってお話しするだけの方も多いですが、直接手を触れること『Aloha』が大切だなと感じます。


日常生活の中で『手当て』と言う言葉を使うことがあるかと思いますが、手当ては医療関係の方でなくても誰もが痛みを和らげたりできる方法です。
お腹が痛いと無意識にお腹を擦ったり、手を当てていませんか?
手当ては人が生まれもって身に付けている自然治癒力の1つです。
赤ちゃんが泣いているときにお母さんが優しく手を当てたり、擦ってあげるとスヤスヤ寝てしまったり、子供が痛みを訴えているときに「痛いの痛いの飛んでけー」と言いながら擦ってあげると本当に痛みが飛んでいったかの様になくなったりします。手には痛みを和らげるだけではなく、安心できるリラックス効果もあり身近にある療法です。
お腹などに手を当てると温かさを感じホットできますので、ぜひ皆さんもお試しください。

話は戻し、私がボランティアを続けている理由は私にとって学びの場であるからです。
施術は1人10分ほどで短い時間ではありますが、利用者さんとは施術中にたくさんお話をしています。
私は祖父母から戦争の話をあまり聞くことがありませんでしたが、利用者さんは昔の話をたくさんしてくださるので戦時中の体験談、戦後どの様に過ごしたか、学校には行けず朝から晩までずっと田畑で働いていたなど普段の生活では得られない貴重な学びの場です。
そして何より皆さんの笑顔、施術した日はよく寝れる、楽しみにしていたと言って頂けることが私の活力になっていると感じます。


セラピストとして仕事を始める前、無職の頃に何事も経験だと思いスタートしたボランティア。
心配性でなかなか物事をスタートできない私ですが、見切り発車でも細く長く続けることで自分の中で大きな存在になる物があるんだなと今回書いていて改めて思いました。

今月は来週ボランティアに伺う予定です。最近は私が部屋の真ん中に座り、10名ほどの利用者さんが私を囲んだ状態で順番待ちしてくれます。皆さんに見られて人気者になった気分(笑)
皆さんのお話が面白くよく笑っていますが、私ってこんなに笑うんだなと思ったのがこちらの1枚。


随分前の写真にはなりますが、新たな自分を知った1枚です。
皆さんと過ごせることに感謝し、利用者さんやお客様、日常生活で受け取ったAlohaを皆様に私の手からお伝えし、その愛がご家族や周りの人達に伝わり、幸せの輪が広がることを祈っています。

最後までお読み頂きありがとうございました。
皆様に笑顔が溢れる毎日でありますように!

Mahalo

南条 真里

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